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静人舎の本

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魚名

『鷹の台の黄昏 』

(2023年4月25日刊)

七〇~八〇年代の東京を舞台に展開する、ダンディズム、ナルシシズム、オナニズム渾然一体の「孤独な窃視者の夢想」風小説二編

「鷹の台の黄昏」の最後の一文こそ、安達史人=森魚名の実存の真骨頂を示していると言わねばならないだろう。「ただ、呼吸し、水割りを飲み、読書だけは終わることなく続き、追憶の感情の中で、ともかく〈生存〉を続けているだけなのであった」(谷川渥「自分史を仮構する◉森魚名論」より)

四六判・並製448頁 本体2,700円+税
※ 購入ご希望の方は、お手数ですが直接以下までご連絡下さい。
 E-mail : tmkbaba@nifty.com
 TEL.03-6314-5326 または 080-5510-4551(静人舎・馬場先)


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磯和璉子 著

『いつだって興味津々 』

(2022年12月27日刊)

20年間にわたりニューヨークを拠点にワイルドライフの映像プロデューサーとして活躍してきた著者によるフォトエッセイ集。著者の信条「いつだって興味津々」がそのまま文字になって跳ねているような文章と迫力ある写真が楽しい。朝日ジャーナルの記者・編集者として名を残す千本健一郎との往還から生まれた躍動感あふれる文章と帰国後に日本の自然に魅せられて撮り続けているたっぷりの写真が新鮮だ。今も著者は、各地の山里や渓谷を巡り、独自の視点で日本の自然を切り取り、写真展で発表している。

磯和璉子(いそわ れんこ)

三重県生まれ。1981年留学のため渡米。1983年から20年間にわたりニューヨークを拠点にワイルドライフを主とするドキュメンタリー映像の国際共同制作・配給に携わる。
2006年にリタイアして帰国。その後、写真を撮り始め、日本の山里の自然や渓谷の岩石などの写真展を定期的に開催している。

四六判・コンデックス装160頁 本体1,800円+税
※ 購入ご希望の方は、お手数ですが直接以下までご連絡下さい。
 E-mail : tmkbaba@nifty.com
 TEL.03-6314-5326 または 080-5510-4551(静人舎・馬場先)


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髙橋丁未子 著

『ホットケーキが焼けるまで ヴァリエテ本六d i a r y 』

(2022年10月26日刊)
2006年5月、東大前に「ヴァリエテ本六 Gallery and books」はオープン。社会科学系の古書店「慶応書房」閉店後、若き女性建築家による改築を経て、本とアートの二枚看板でスタートし、2019年に閉じるまで、実に多くの人々が「本六」に集い愉しんだ。写真・絵画・彫刻・陶芸等々の企画展は年間10回におよび、美学やアート、環境問題の講演会からカルテットの演奏会、落語会、絵本の読み聞かせやヨガ教室まで、店主のアイデアは止まることなく、“夢見るギャラリストのびっくり箱”のような空間となった。難病のALSを発し動く自由を奪われたものの、考える自由までは失わない店主がまとめたブログと写真による10年余りの足跡

*     *     *

著者の高橋丁未子さんが、編集者時代に親交を持った作家の中でも、保坂和志さんとは、お互いにリスペクトし合う素敵な関係が続いています。本書刊行にあたっては、帯文に次の言葉をいただきました。

「1984年の12月くらいだった(と思う)、まだ編集者だった高橋丁未子さんとはじめて会って以来、私は一貫して丁未子さんに深い尊敬の念を抱いている。世間的な意味での「尊敬」なんて言葉が似合わない人だからこそ、私の尊敬はずうっと続いている。この本を読むと、きっとみんな私の気持ちがわかるはずだ。どのページも、丁未子さんだ。私は丁未子さんが、大好きだ。次から次へとページをめくりたくなるけど、ぜひ、ゆっくり、少しずつ読んでください」(保坂和志)

髙橋丁未子(たかはし てみこ)
1951年生まれ。本郷に育ち、武蔵野美術大学短期大学部卒。
出版社編集部勤務を経て、エッセイスト。ギャラリスト。
著書に『羊のレストラン:村上春樹の食卓』(講談社α文庫)、『ハルキの国の人々』(CBSソニー出版)。編著に『HAPPY JACK 鼠の心─村上春樹の研究読本』(北宋社)。「武蔵野美術」「游魚」等の雑誌に書評・エッセイ・小説を掲載。

四六判・並製・248頁 2400円


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千本建一郎 著

『よく生きることは よく書くこと』ジャーナリスト千本建一郎の文章教室1985-2015

(2022年4月刊)

私たちは何のために 読む力をもち 書く技を磨くのか──

「朝日ジャーナル」「週刊朝日」記者として健筆をふるい、朝日カルチャーセンターで30年を文章指導にささげた千本健一郎からのメッセージ

国内外の社会情勢(特に戦争や差別問題)から映画や文学まで、経験豊かなジャーナリストの眼が捉えた題材をもとに、教室の生徒たち一人ひとりに毎期末、直接手渡すように書かれた文章は、「何を」「どのように」書くかについての見本でした。それらは講義の余滴にとどまるものではなく、我々の心に “考えるための種” を蒔いてくれるものでもあり、それが次の段階の “書く” という言葉の芽吹きを促すものになっています。最良の文章教室だと思いました。(編者より)

千本健一郎(せんぼん けんいちろう)

1935年東京生まれ。「週刊朝日」記者、「朝日ジャーナル」記者・副編集長・編集委員などを歴任。1985年から2015年まで30年にわたって朝日カルチャーセンター・文章教室の講師を務める。2019年歿。

四六判・並製548頁 本体価格2,700円+税 ISBN978-4-909299-18-5
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井上卓也 著

『モアイよ そなたは何者だ』

(2022年1月刊)
大手広告代理店に勤める浜中圭輔に、ある日、ひとつの仕事が降ってきた。長い付き合いのある会社の商品広告の制作だ。今回の仕事はこれまでと違い、“天から降ってきた”という形容がぴったりだった。なぜかといえば、浜中はそのご下命のあと、実に奇妙な夢を見る。夢の中で謎めいたミッションを与えられたのだ。そのミッションを果たすべく踏み込んだ異界で、浜中の見たものは想像を絶するものだった……。
人はどこから来て、どこへ行くのか──イースター島のモアイ像が、人類永遠の謎を解き明かす奇想天外なファンタジーノベル。

〈著者プロフィール〉
作家井上靖の次男として生まれる。慶応義塾大学文学部史学科卒業後、株式会社電通に入社。CMプランナーとして、JR東日本の「フルムーン」や「エキゾチック・ジャパン」、サントリーやネスレ日本、三井のリハウス等々、35 年で約500本のCMを作る。一方、幼少期より父・井上靖の薫陶を受け、その才は、電通在職中、『文學界』や『別冊文藝春秋』に発表した小説で開花。著書に、『グッドバイ、マイ・ゴッドファーザー 父・井上靖へのレクイエム』(文藝春秋)、『暗号名「鳩よ、飛びたて」』(文芸社) 、『極楽トンボ』『楽園と廃墟』『幸せからやって来た悪魔』(万来舎)、『僕の電通放浪記』(静人舎)など多数。

四六判並製 ¥1,600+税
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石田まさひら 著

『ダイヤモンドの履歴書』

(2021年12月刊)
1960年のダイヤモンドの輸入が自由化されたタイミングで、ダイヤモンドの輸入を始めた著者は、世界各地のダイヤモンド市場に足を運び、原石を扱うサイトホルダーから名カッター、ブローカーなどとも交流を深めてきました。成功もあり失敗もあり、予想外の出来事にも翻弄されながらも日本独自のダイヤモンド市場の発展に寄与してきた著者だからこそ語ることのできる貴重な記録です。
第1章 ダイヤモンド市場の夜明け
第2章 ダイヤモンド市場の広がり
第3章 ダイヤモンドの鑑定書・誕生秘話
第4章 ダイヤモンドの光と闇
第5章 ラボグロウン ダイヤモンドの未来

四六判並製   ¥1,800+税

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露木康仁 著

『反デジタル考』 令和の逆張り教育論

(2021年10月刊)
本書を読まずして
デジタル教育を語るなかれ
デジタル教育に踏み込むことなかれ!
教育に於ける《痩せ我慢・臍曲り・天の邪鬼》のススメ

「文化とは、人生行路とは、アナログでしか耕すことができません」という確信のもと、主宰する塾のブログで、小中高校生に対する過激なまでのデジタル教育押し付けに警鐘を鳴らし続ける教育エッセイストによる憂国の書。 「教育、医学、政財界関係者が、デジタル教育の安全性をどんなに声高に叫ぼうとも、どんな科学的安全性を担保するエビデンスを出そうとも、せめて16歳までは(パソコンやタブレット端末を使った)デジタル教育を制限すべきです。社会では、文明を牽引するツールとしてのデジタルを武器としても、家庭やプライベートでは自身の精神、生物としての身体の健全さを守るツールとしてのアナログを手放してはいけません。文化とは、人生行路とは、アナログでしか耕すことができないということです。それは畢竟、人生の充実感でもあり、一種、幸福感の淵源ともなるものです」

四六判並製   ¥2,400+税
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『生かされて生きる』白川好光・著

(2021年1月刊)

中学卒業後、15歳で実社会に飛び込んだ著者の白川好光さんは、実社会という「学校」ですべてを学びました。脊椎カリエスという難病をものともせず、二十代で独立を果たし2つの会社を経営し、70歳で一切を後進に譲り、今なお勉強する気持ちを大切に生きる著者の生き方は、格差社会に生活の困難と生きづらさを感じて悩む多くの若者たちにも希望と勇気を与えることでしょう。

■本書「はじめに」より
私は中学卒業後、15歳で大工の修行に入り、その中で「感謝の心、敬う心、慈愛の心、詫びる心、許す心」の大切さを学んでいきました。学歴はなくても、私にとっては実社会が人間の生き方を学ぶ教科書でした。24歳で独立して会社を立ち上げ、波瀾万丈を乗り越えて自分なりの人生哲学をつくれたのは、社会という現場体験のお陰です。会社を後進に譲ったあとは、68歳で夜間の定時制高校に学び、72歳で卒業すると放送大学に入学して心理学を学び、75歳の現在、勉強できることの喜びを味わう日々を送っております。
人生はなかなか思うようにはいかないものですが、困ったときには必ずだれかが救いの手を差し伸べてくれます。人は自分一人で生きているのではありません。人は人によってつくられ、生かされて生きてきたことを忘れてはいけないと思います。
私が今、こうして穏やかな晩年を迎え、嵐のように過ぎ去った半生を振り返るゆとりができたのも、多くの人たちの支えがあったからです。そんな私の経験をまとめたものが本書です。

四六判並製   ¥1,500+税
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『途中の男』小河俊二
・著

(2020年2月刊)

長年、東京・神田で人材派遣会社を営んできた著者が、店仕舞いを機に書き下ろした小気味の良い話が詰まった初のエッセイ集。神田駅ガード下にある行きつけの立ち呑み屋で目にした“達人”に唸る「リズム酒」の一節──薄暗い蛍光灯の下、粗末なカウンターに無言で立った男は、コップ酒を一気に呑み干し、フーとかすかな溜息をもらすと、小銭をパチンとカウンターに投げ置いて店を後にする。「俺は心中穏やかではなかった。……見事というか何というか。男の所作は自分なりの自然なリズムであって、粋で隙が全くなかった。四分間の職人芸だった」。こんな日常の何気ない情景を切り取った味わい深い小品の間に、現代の格差社会を憂う“識者”の欺瞞をバッサリ切って捨てる鋭利な一面も。格差社会はなくならないし、格差がこの社会を流動させているのだと。世間に蔓延る偽善や欺瞞に本音をぶつけ、思うまま気の向くまま、流れるように筆を走らせていて実に痛快、思わず「そうそう」と膝を打ちたくなる小噺をご堪能あれ。

四六判並製   ¥1,800+税
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『瀬戸内百景』岡野岬石・著

(2019年12月刊)

前著『全元論』(2018年11月)では、道元の禅の思想に絡めて自身の芸術論を展開、世間や社会常識という空虚なる枠組みを見事に粉砕して切り拓いた岡野岬石独自の思想世界を語り尽くした快著でした。

それから1年、その岡野哲学の実践版として実を結んだのが本書です。瀬戸内海に面した岡山県玉に何度も足を運び、104の風景を「イーゼル絵画」という描法で描き上げました。光あふれる瀬戸内の自然が、あたかもその場にいるような臨場感をもって体感できるような素晴らしい作品集になりました。一点一点の絵に付された解説も、岡野全元論が生き生きと躍動した楽しい文章です。瀬戸内に旅する際には是非、本書を携えて行かれることをおすすめします。

A4版変形 216頁 本体価格 2,500円+税 ISBN978-4-909299-12-3
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『歌集 シアンクレール 今はなく』川俣水雪・著

(2019年12月刊)

政治を〈自分の声〉で歌うことを達成した、闘う叙情歌人の第一歌集

著者の川俣水雪さんは、「塔」「月光の会」同人であり、私の親しい友人でもあります。高野悦子『二十歳の原点』や高橋和巳らの生きた60年代を詠った一連の歌が宿す端正な叙情性は、同世代の私には単なる懐かしさを超えて深く共感させるものがあります。「シアンクレール」は、高野悦子が学生時代に通ったジャズ喫茶で、巻頭にはそれを詠った一首「喫茶店シアンクレール今はなく荒神橋に佇むばかり」を配しました。その一方、この複雑な現代社会や政治を撃つような批評性を孕む歌も詠み、解説者(吉川宏志)をして、「川俣さんは、ぎりぎりのところで政治を〈自分の声〉で歌うことを達成したのである」と言わしめています。是非、読んでいただきたい一冊です。

どこをどう歩いてきたか冬銀河〈告知〉の夜の青き明滅
未来から逃げてきたんだ雪の夜の水族館に匿ってくれ
激論に冷めたココアのひと匙を啜る音さえ盗まれていむ
初蝶のえふぶんのいちのゆらぎさえ行動予測されていたるも
有る程の菊列島に投げ入れよひとつ制度の命終の朝
いまならば間に合うだろう(たぶんだが)積乱雲の湧ける 日本よ

川俣水雪(かわまた すいせつ)
1960年 栃木県生まれ。「塔」「月光の会」所属 。京都市在住

四六判・上製 212頁 本体価格 1,800円+税 ISBN978-4-909299-10-9
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『夢、遙か
砂原和雄・著

(2019年10月刊)

「定年後の人生」をどう生きるか──
権力闘争に巻き込まれるも、義を貫き、これまでの人生で抱いてきた夢の実現を目指す一人のサラリーマンのドラマ。
この物語は、私の現役時代の体験や見聞にフィクションを交えて創作した、ある一人のサラリーマンのドラマです。主人公は権力闘争に巻き込まれるも、同僚への思い遣りの心を大切にし、「義を見て為ざるは勇無きなり」と義を貫きました。そして、組織の掟と、義や情の間に揺れ動き翻弄されながらも、「人間としてやるべきことは何か」を考え、ひとつの道を選択したのでした。(著者「あとがき」より)

四六判並製   ¥1,800+税
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メランジュ 洋画家鬼頭鍋三郎の軌跡・続書棚から』平井一雄・著

(2019年7月刊)

第Ⅰ部は、洋画家団体「光風会」に所属し「日展」の重鎮としても活躍した鬼頭鍋三郎の軌跡を、関係者の取材などから明らかにした評伝。名古屋時代に結成したグループ「サンサシオン」については研究者の間でもあまり知られておらず、貴重な論考といえよう。鬼頭は著者の岳父に当たる。第Ⅱ部は、前著『書棚から』に続編となる書評集「書厨の歯軋り」、花にまつわる話を集めた随想「花籠め」、アナトール・フランスの短編小説の翻訳3編から成る。著者の博覧強記が勇躍した文章をご堪能いただける一冊。

四六判並製   ¥2,000+税
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ベリー婆さん
土橋 佐喜子・著

(2019年7月刊)

絵描きの私は絵を描いていて疲れると、一息入れるためにちょっと休みます。そのとき詩を書くのですが、この時間はとても楽しいひと時です。 詩の形式、季語、韻とリズム、メタフィジックな表現等に制約されずに、解りやすい言葉で語られる自由な詩に、私は魅力を感じています。文字と心情との流れから生まれてくる、間と余白の美しさを感じつつ、自然に聞こえてくるリズムに乗ってどんどん進んで行くのが好きです。 「ベリー婆さん」は、友人から頂いたペルシャ猫の「ペルとクレ」との赤ちゃん時代から死別までの生活を共にして書きあげた長編詩です。二匹の猫はいつも私のそばにはべっていました。ある日ふと見ると、頭の毛がねじれてまるで「二角獣」になっているではありませんか!ああ驚いた!彼らは私にいつもインスピレーションを与え、イマジネーションを駆り立て次の展開へと誘ってくれました。 この作品は、私の息子の誕生が軸になっています。生命の誕生は常に死別と表と裏との関係です。誕生の先には必ず死別があります。自然は千変万化、あまりにも美しく、恐ろしい!私は絵描きですから絵画や詩作を通して表現する、生命への賛歌が主題です。この世の誕生と死別の摂理を越え、絵画と文学の感受性が美しい調和の調べを奏でますように!【本書あとがきより】

四六判並製   ¥1,500+税
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『英語教師は〈英語が〉できなくても良い!』露木康仁・著

(2019年4月刊)

「小学3年生からの英語必修化」「大学入試英語の改革」を柱とする文科省主導の英語教育大改革は、英語の“ユニクロ化”と断言してもいいでしょう。それは、観光立国・日本の国民すべてが道案内できたり、サービス業で不自由しない程度の英語を身につけましょうといったレベルのものです。それは、明治以来、連綿と続いてきた良き英語教育の伝統を破壊する愚策です。ところが残念なことに、公文式、ECC などフランチャイズ式学習塾から大手の予備校に至るまで、文科省という“英語の大政翼賛会”に付和雷同しているのが日本の教育産業の実情です。
本書は、英語塾主宰者にして、塾のブログで日々、日本の英語教育界の虚妄を撃ってやまない著者による痛烈なる逆説の書。教育を語れる新しい教育エッセイストの誕生です。

四六判並製   ¥1,500+税
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『魂の刻』砂原和雄・著

(2018年12月刊)

『日本銀行物語』、『ザ・バンク』、『炎の森へ』などで、ビジネスの世界を舞台に時代の激流に翻弄されながらも、生きることの意味を見失わずに自らの道を歩む男たちの姿を描いてきた著者の新境地を切り拓く新作小説。
六本木の超高層ビルのディーリングルームで働くプロのディーラーである主人公が、ある日、能の面打ち師である美貌の女性と再会するところから物語は静かに始まります。女性の打つのは「万媚(まんび)」という妖艶な女面。この能面に生き写しのような顔をした女に主人公は次第に惹かれてゆき、互いに憑かれたように求めあう至福の時を過ごす。
本小説は、「能面」に魅せられた男女の物語を縦糸に、「横浜シルク」再興の物語を横糸にして紡がれた、まさに艶やかで優美な能装束のような物語。

四六判並製   ¥1,800+税
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『全元論』岡野岬石・著

(2018年10月刊)

二〇一〇年に、東伊豆の片瀬白田に借家を借り、イーゼル絵画(直接描画、裸眼のリアリズム)を始め、その後、富士を描くために御殿場、山中湖村と借家を移って、今年(二〇一八年)は生まれ故郷の(岡山県玉野市玉)で大仙山山頂の岩塊の絵を描こうと予定しているのだが、イーゼル画を始めて、私のそれまでの世界観は根本的に変わった。世界観が変われば、自我意識も生き方も絵も変わる。そして、その世界観が正しく、私の日々描いている絵が「美」の方向にピッタリと一致していることを身心全体が感じる。……物理、数学、倫理、宗教、哲学、政治、経済の理論と、芸術畑の私の世界観が、歩んできた道は違ってもほとんど同じ所に行き着くのは何故だろうか。その理由は簡単なこと、「世界はそうなっている」から、「世界はそのように存在している」から、私はそう確信している。

B5判並製   ¥1,800+税
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『人生の教科書』白川好光・著

(2018年10月刊)

馬鹿でもこうして生きてきた─―白川好光の人生相談

NHKラジオ深夜便「こころの時代」4回出演
波瀾万丈の人生を乗り越え、72歳で定時制高校を卒業
努力と忍耐で道を切り拓いてきた著者が
あなただけに贈る、心あたたまる「幸福論」

──行動にチャンスあり 不動にチャンスなし──

今日 動けただけでも幸せと思え
今日 笑えただけでも幸せと思え
今日 生きただけでも幸せと思え

四六判並製256頁   ¥1,500+税
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■発売中

『かけはし ベトナムに保育園を』中元輝夫・著

(2018年7月刊)

終戦直後の昭和20年8月31日、著者は父親の戦死を知らされる。送られてきた戦死公報に記されていたのはたった1行「比島方面ニテ戦闘ニ於イテ戦死ス」のみ。戻ってきた白木の箱には遺骨ではなく小さな石ころが一つ入っていただけだった。前著『海に墓標を』は、2010年に念願の洋上慰霊祭を敢行するまでの物語を綴ったもので、同書で第15回日本自費出版文化賞を受賞している。
著者の旅には続きがあった。本書は、その恩返しとして、父の戦没地に近いクワンガイ省の農村に「かけはし保育園」を建設するというかたちで実を結ぶまでを綴った感動的な記録である。著者が心ある多くの賛同者の支援のもとに建設した「かけはし保育園」は「日本とベトナム」における新たな懸け橋というだけでなく、、現在「過去と未来」を悠久に繋ぐ懸け橋にもなっている。
戦争体験者が少なくなり、「社会正義とは」「民主主義とは」何かが問われる今だからこそ、読まれるべき重要な1冊。

四六判並製208頁   ¥1,500+税
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*書評レビュー 山陽新聞2018.10.11


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『ドイツ惠光寺の建築物

語 1985-1999』柄戸 正・著

(2018年6月刊)

ドイツ連邦共和国デュッセルドルフ市のオーバーカッセル地区に堂々とした浄土真宗の寺院、ドイツ惠光寺がある。これは仏教寺院であるとともに、広く日本文化を広める機能を持つ文化施設で、正式名称は「ドイツ『惠光』日本文化センター」。世界的精密計測機器メーカー、三豊(現ミツトヨ)創業者の沼田惠範(えはん)氏が発願したもので、その源は仏教伝道の誓願だった。
Ω1985(昭和60)年にこの計画が動き出して以来、全施設が完成したのは1999(平成11)年。そのほぼ全期間にわたって建築現場で施工管理に当たった著者の経験を、工事に携わった人々を中心に、数々のエピソードをまじえて綴った貴重な記録。

四六判並製186頁 ¥1,800+税
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■発売中 

『なぜ日本はフジタを捨てたのか?』
ー藤田嗣治とフランク・シャーマン 1945〜1949 富田芳和
・著

(2018年5月刊)

フランク・シャーマンは、世界的な巨匠・藤田嗣治を占領下の日本から渡米するのを助けた米人として、藤田の経歴にわずかに記されることはあるが、そのプロフィールは闇に包まれたままだ。北海道伊達市に眠る未公開の書簡や写真など2万点とも言われるコレクションの調査や新資料の渉猟により、藤田渡米という“戦後美術最大の事件”が、70年後の日本画壇崩壊のきっかけになったことなど、戦後日本美術の通説を覆す事実が次々に明らかになる。本書は、敗戦直後からフジタ渡米までの5年間に焦点を当て、藤田の人生最大の危機、藤田がただ一人気を許した友人シャーマンとの交友など、戦後美術の戦いと希望のドラマを描いたノンフィクションである。

四六判並製268頁 ¥2,400+税
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*書評レビュー 東京新聞2018.9.30 「ちきゅう座」ブログ


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『僕の電通放浪記』井上卓也・著

(2017年5月刊)

JR「エキゾチック・ジャパン」、「フルムーン」など、電通でCM制作30年。良くも悪しきもお騒がせ会社、電通の素顔を描いた私的電通論。

日本一大きな広告代理店で数々のCM制作を手がけてきた著者が、内側から見た現場をあなただけに明かします。一緒に存分に楽しんでください。マスコミ、広告代理店就職希望者必読の書!

四六判並製162頁 ¥1,400+税
(全国書店、アマゾンにてご購入いただけます)
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■好評発売中

『書棚から』平井一雄・著

(2017年6月刊)

日欧米の文学やミステリーの名作から中国の古典、はたまたマニアしか知らない稀覯本まで、古今東西にわたるお気に入りの書物を縦横無尽に渉猟。その読後感を自在に書き綴った稀代の読書家による書評集。本を読む楽しさをじっくり味わえる1冊。
著者は民法の研究者として長く大学で教鞭をとってこられました。しかしその正体は法律家の枠には収まりきらない無類の読書家にして愛書家です。本読みのプロからの楽しい贈り物をご堪能ください。
(三省堂・成城店、アマゾンにてご購入いただけます)
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(2017年3月、万来舎より刊行)

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